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ヴィセンテ・アルベローラ(MMCJクラリネット講師)
2018/07/11ヴィセンテ・アルベローラが、戸塚高校で訪問指導

7月9日(月)、MMCJクラリネット講師のヴィセンテ・アルベローラが横浜市立戸塚高校の吹奏楽部を訪問し、演奏指導を行いました。

横浜市立戸塚高校は、横浜市立学校で唯一音楽コースのある高校で、部員は現在160名、吹奏楽コンクールでも上位入賞の強豪校です。合奏室に入ると、総勢100名の生徒たちが待っていました。ヴィセンテが到着すると「ブエノスディアス!」と歓迎の挨拶。笑顔こぼれる中、さっそく練習が始まります。

曲はグリーグの「十字軍の兵士シグール」から忠誠行進曲。ざっと通したあと、一つ一つ止めながら音楽にリズムや表情をつけていきます。「マーチのリズムは軍隊のように正確に」「音に方向性をもって」「もっと歌おう」「この音はひとつひとつ時間をとって」「常に聴いて」「ダイナミクスの大きさではなく、色を変えると思って」次々出されるアドバイスに「はい!」と小気味よい返事が返ってきます。指導は約1時間、瞬く間でしたが濃い時間でした。

続いて質問コーナー、バババッと手が挙がります(みんな英語で質問してくれました!)
 Q.クラリネットを演奏するとき大事なことは?
「クラリネットは人の声にとても似ています。歌手は頭の上で音を響かせようとしますが、クラリネットも同じ。頭の部分にはとても細かい筋肉があって、それを演奏する時たくさん使います。もちろん全身も使うのですが、特に頭部をたくさん使って演奏するよう心がけています。」
この他「音楽とは何ですか?」という哲学的な質問も飛び出しました。

終了後、三年生の皆さんに感想を聞きました。1,2年時にもヴィセンテの指導を受け、今日を楽しみにしてくれていた様子。
「今日、始まる時からみんなの意識が違いました。ヴィセンテ先生に惹きつけられて、入り込んでいたと思います。メンバー1人1人から積極的な姿勢、自然に『こうしたい』というオーラを感じました。」
「歌ってくれるので(どんな音が求められているのかが)わかりやすかった。歌うことの大切さを実感しました。みんなの音が生き生きしていました。」
「普段自分たちが練習する時よりも、先生は(音に対する)言葉の表現が豊かだと感じました。」
「教える時の表情や動きも豊かで、(言葉の壁を超えて)表現がわかりやすい。フレーズの吹き方など他の曲でも活かせることがたくさんあり、たくさん吸収できました。」
嬉しい言葉をたくさんいただきました。戸塚高校の皆さん、ありがとうございました!


戸塚高校・吹奏楽部のみなさんと記念撮影

戸塚高校・吹奏楽部のみなさんと記念撮影


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