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2019/07/17
MMCJ 2019 全プログラムを終了

7月14日、横浜みなとみらいホールでのオーケストラ公演を最後に、MMCJ 2019は約三週間にわたる全プログラムを終了しました。おかげさまで本公演、ロビーコンサートともに多くの皆様にご来場いただき、好評のうちに終えることができました。

濃密な日々を通して人間的にも音楽的にも鍛えられた受講生たちは、それぞれの場所に戻りました。この経験を糧にさらに大きく成長し、いつかまた再会できることを願っています。

開催にあたり、今年も多くの皆様からご支援・ご協力をいただきましたこと、そしてまた各コンサートに足を運び応援してくださいましたことに、関係者一同、心より御礼申し上げます。

そして来年、MMCJは創立20周年を迎えます。2020年のMMCJにもどうぞご期待ください。

◆MMCJ 2019 Photo Gallery:
公式Facebookでは、期間中のコンサートや日常風景の写真を数多く公開しています。こちらもぜひご覧ください。
>>MMCJ Facebookページを見る


2019/07/12
当日券情報・曲順変更:7/13(土)・14(日)オーケストラ・コンサート
【各日 当日券あり】
7/13(土)13:30〜当日券窓口にて販売予定
7/14(日)13:30〜当日券窓口にて販売予定

■公演情報
MMCJ2019 オーケストラ・コンサート
〜3週間の思いを注ぎ込む、MMCJ2019集大成の音楽〜
7/13(土)14:00開演 @紀尾井ホール(東京)
7/14(日)14:00開演 @横浜みなとみらいホール・大ホール(横浜)

指揮:大友直人、マイケル・ギルバート
管弦楽:MMCJ2019オーケストラ

ハイドン:交響曲第44番「悲しみ」 Hob.I:44 >曲目解説
シェーンベルク:室内交響曲第1番 Op.9 >曲目解説
萩森英明:Novelette for Violette -On a Theme by Scarlatti(2017)  >曲目解説
シベリウス:交響曲第2番 Op.43 >曲目解説
※当初発表の曲順から上記の通り変更になりました。

全席指定 S席¥3,000 A席¥2,000 学生¥1,000

2019/07/09
オーケストラ・コンサート(7/13,14) 曲目解説を掲載

いよいよMMCJ2019フィナーレへ!
7/13(土)、14(日)オーケストラ・コンサートの曲目解説を掲載しました。コンサートの前の予習にどうぞご覧ください。

<オーケストラ・コンサート 曲目解説>
7/13(土)紀尾井ホール >公演情報
7/14(日)横浜みなとみらいホール・大ホール >公演情報


■萩森英明:Novelette for Violette -On aTheme by Scarlatti(2017)
→作曲者本人による解説を見る

■ハイドン:交響曲第44番 ホ短調「悲しみ」 Hob.I:44

音楽史においては交響曲や弦楽四重奏曲、ピアノ・ソナタなど、その後のスタンダードとなるべき形式やジャンルが確立した18世紀。そのリーダー的存在として多くの作品を発表したのがフランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732年生・1809年没)だ。交響曲だけで100曲以上も残しているが、第44番「悲しみ」は1772年頃、エステルハージ侯爵家の楽長を務めていた時代(30代終盤)に書かれている。

ニックネームとなっている「悲しみ(Mourning)」はハイドン自身の命名ではなく、ホ短調という暗い雰囲気のイメージや、ハイドン自身が「自分の葬儀にはこの曲の第3楽章を演奏して欲しい」と語ったというエピソードからくるものだろう(Mourning には「悲哀、哀悼」といった意味もある)。その第3楽章はホ長調による平和な雰囲気だが、実際に彼の葬儀で演奏されたようである。

第1楽章:ホ短調、ソナタ形式。
第2楽章:「メヌエット」ホ短調、三部形式。
第3楽章:ホ長調、変則的なソナタ形式。
第4楽章:ホ短調、変則的なソナタ形式。

■シェーンベルク:室内交響曲第1番 ホ長調 Op.9

ハイドンの活躍からおよそ100年後の19世紀から20世紀にかけて、オーストリアのウィーンではグスタフ・マーラーや彼に私淑していたアルノルト・シェーンベルク(1874年生・1951年没)らの斬新な音楽が賛否両論を呼んでいた。

美術界でもグスタフ・クリムトやエゴン・シーレ、オスカー・ココシュカらが旋風を巻き起こしていた時代。シェーンベルクは音楽を伝統的な調性というルールから解放し、無調音楽やそれをさらに進化させた12音技法という作曲法を駆使していくのだが、1907年にウィーンで初演された室内交響曲第1番は、まだホ長調という調性を保ちながら新しい響きを追求している意欲的な作品だといえるだろう。楽器編成も、増大し続ける傾向にあった当時のオーケストラに反旗を翻したような小編成であり、個々の楽器の音色が際立つ。初演の際には当然ながら会場中が騒然とし、客席にいたマーラーは怒号の中で決然と拍手をし続けたと伝えられている。

曲はソナタ形式をベースとした全1楽章構成。ホルンによる4度音程を駆け上がるモティーフほか、いくつかのテーマ(主題)を断片的に演奏しながら進む。躍動的なスケルツォ風の部分、緩徐楽章的な部分などを含み、全1楽章でありながらも3~4楽章制の交響曲を凝縮させたような展開だ。ホ長調を基本としながらも楽譜には臨時記号が多く、無調へのステップを確実に歩んでいる作品だといえるだろう。

■シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 Op.43

シェーンベルクらが革新的な音楽を創造していた同じ時代、ベルリンやウィーンに留学していたフィンランドの作曲家、ジャン・シベリウス(1865年生・1957年没)はワーグナーやリヒャルト・シュトラウスらの音楽に多大な影響を受け、1930年頃に作曲のペンを折るまで伝統的な調性音楽を頑固なまでに書き続けた。彼は自らのアイデンティティを祖国であるフィンランドの大地と血に求め、音楽で民族の誇りを表現したのである。

しかし現在でも世界中で演奏される交響曲第2番は、伝統的な交響曲の形式を純粋に追求した、広く愛される大衆的な作品だといえるだろう。フィンランド音楽を代表する一作とまで称されたこの大作は、家族で訪れたイタリア旅行の産物であり、各地の風景やそこで見聞きしたさまざまな芸術(特に、ルネサンス時代の重要な作曲家であるパレストリーナほか、古い時代の音楽や美術・工芸品)、ドン・ファン伝説など、多様な要素によって作り上げられている。もしこの曲を聴いて北欧の自然などを思い浮かべたのであれば、それはシベリウス自身の中に宿る民族性や祖国愛などがにじみ出たからかもしれない。

初演は1902年、シベリウス自身が指揮台に立ち、フィンランドのヘルシンキで行われた。当時まだロシアの傘下にあって独立運動の気運が盛り上がっていたためか、聴衆は自国から生まれたこの交響曲に熱狂し、何度も再演が行われたと伝えられる。

第1楽章:ニ長調、ソナタ形式。穏やかな歩みを連想させる第1主題で幕を開け、遠くから聞こえる笛のような第2主題が加わる。
第2楽章:ニ短調、変則的な二部形式。ドン・ファン伝説における「石の彫像(=死の使い)」にインスピレーションを受けたとされる、交響詩風の音楽。
第3楽章:変ロ長調、変則的な二部形式。短いスケルツォ楽章であり、休みなく第4楽章へと続く。
第4楽章:ニ長調、ソナタ形式。壮大で未来への希望を形にしたような音楽。冒頭の第1主題をはじめ、いくつかの主題が現れては消えながら、それらが集まるようにして力強いフィナーレへと向かっていく。


文:オヤマダアツシ(音楽ライター)

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2019/07/07
当日券情報&曲目:7/8(月)室内楽コンサート(受講生による)
【当日券あり】17:30〜 横浜みなとみらいホール5F 小ホール 当日券窓口にて販売

■公演情報:MMCJ2019 室内楽コンサート
〜この一瞬にかける、若き音楽家の気迫!〜
7/8(月)18:00開演 @横浜みなとみらいホール・小ホール
※途中入場も可能です。

【予定曲目(順不同)】
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第1番 Op.18-1、第2番 Op.18-2、第3番 Op.18-3、第4番 Op.18-4 より
ブラームス:弦楽四重奏曲第2番 Op.51-2 より
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」 Op.96 より
ラヴェル:弦楽四重奏曲 より
エルガー:弦楽四重奏曲 Op.83 より
バーバー:サマー・ミュージック Op.31 より

全席自由¥1,000

2019/07/05
7/11(木)オーケストラ・リハーサルを一般公開【先着30名】

MMCJ 2019 オーケストラ・コンサート(7/13,14)に向けたリハーサルの様子を一般公開いたします。
オーケストラの音楽づくりの現場を見られる貴重な機会となります。
参加をご希望の方は、下記の通り当日お越しください。

[日時] 2019年7月11日(木)15:30~17:00(予定)
[場所] 横浜みなとみらいホール リハーサル室
>>会場へのアクセスを見る(外部サイト)
[定員] 先着30名(定員に達した場合は受付終了、事前申込不要)
[受付] 当日15:00~15:20に受付をいたします。横浜みなとみらいホール楽屋口(けやき通り沿い)にお越しください。
*15:20以降にお越しの場合は、ご入場いただけない場合がございますので、ご注意ください。
[問合] MMCJ事務局

※途中入退場はできません。
※会場での飲食はご遠慮ください。
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
※リハーサル曲は当日決定します。

2019/07/03
【メディア掲載】7/5(金)J:COM「デイリーニュース」(横浜・南横浜)で紹介されます

MMCJ2019 ロビーコンサート(7/3、アニヴェルセルみなとみらい横浜)の様子がテレビ放送されます。ぜひご覧ください。

■J:COM「デイリーニュース」(横浜・南横浜)
[放送日時] 7/5(金)17:00〜17:20 内
[チャンネル]11ch
[放映区域]横浜市 中区・西区・南区・磯子区・金沢区・港南区・栄区・戸塚区
>>J:COM「デイリーニュース公式を見る

2019/07/03
当日券情報:7/4(木)ガラ・コンサート

【当日券あり】18:30〜 横浜みなとみらいホール5F 小ホール 当日券窓口にて販売予定

■公演情報:MMCJ2019 ガラ・コンサート
〜世界の名手たちが紡ぐ、豊潤なアンサンブル〜
7/4(木)19:00開演 @横浜みなとみらいホール・小ホール
全席指定¥4,000  学生¥1,000
>>詳細はこちら
2019/06/27
【6月メディア掲載】読売新聞、ぴあニュース(アプリ版)、音楽の友

MMCJ2019が以下のメディアで紹介されました。ぜひご覧ください。

■読売新聞・夕刊(6/27付)
ー若手奏者 言語超え一体感 (MMCJ音楽監督 大友直人)
>>記事を読む(PDF)

■ぴあニュース(アプリ版、6/17配信)
ーミュージック・マスターズ・コース・ジャパン(MMCJ) 室内楽に力を注ぐ国際教育音楽祭開幕!
>記事を読む(外部サイトへ)

■音楽の友 7月号(6/18発売)
ー全国夏の音楽祭ガイド2019 with 世界の音楽祭

2019/06/04
ロビーコンサート2公演を開催します(入場無料)

恒例のMMCJ受講生によるロビーコンサートを、横浜みなとみらいホールの1Fエントランス(7/6)とアニヴェルセル みなとみらい横浜 メゾン・チャペルラウンジ(7/3)にて今年も開催します。
7/8(月)の室内楽コンサートに向けて日々進化していく音楽や、若きヴィルトゥオーゾたちの奮闘する様子。そんな経過を見られるのもMMCJならではの魅力です。気軽にMMCJのエッセンスをお楽しみいただける「ロビーコンサート」、ランチやお買い物の前後にぜひお立ち寄りください。
>ロビーコンサート詳細は下記「MORE」をクリック

◇7/3(水)の公演では、併設「アニヴェルセル カフェ」でのランチコースが【10% OFF】になるプランもございます。
詳細はアニヴェルセルホームページ

■ LOBBY CONCERT 2019
[出演] MMCJ 2019 受講生
[曲目] 弦楽四重奏曲&木管五重奏曲(演奏曲は当⽇発表)
* 入場無料
* 約60分、休憩なし
* 未就学児童はご入場いただけません。何卒ご了承ください。

Vol.1
[日時] 7/3(水)11:30 開演(11:15 開場)
[会場] アニヴェルセル みなとみらい横浜 メゾン チャペルラウンジ
    >アクセス情報を見る(アニヴェルセル websiteへ)

Vol.2
[日時] 7/6(⼟)11:30 開演(11:15 開場)
[会場] 横浜みなとみらいホール 1階 エントランス
    >アクセス情報を見る(横浜みなとみらいホール websiteへ)


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2019/06/07
オーケストラ・コンサートで、萩森英明:Novelette for Violette再演

MMCJオーケストラ・コンサートでは、近年積極的に現代日本人作曲家の作品を紹介しています。
2019年は、萩森英明氏による「Novelette for Violette On a Theme by Scarlatti」を再演いたします。
この作品は2017年にMMCJの委嘱によって作曲され、世界初演されました(世界初演時の動画はこちら)。コンサートをどうぞお楽しみに。

>作曲者による曲目解説は「MORE」をクリック

■曲目解説
Novelette for Violette On a Theme by Scarlatti

バロック時代の作曲家、アレッサンドロ・スカルラッティ作曲の「Le Violette」は、すみれの花の可憐な美しさを歌う、優美なアリアです。そのメロディーの中からいくつかのモティーフを取り出し、オーケストラの為の小品を作曲しました。

私事で恐縮ですが、学生時代に友人らとカラオケに行った際、多くがロックやR&Bなどを歌う中、一人の友人が「Le Violette」を澄み切った声で歌い、その美しいメロディーに心が洗われる思いがしたものです。それ以来、「Le Violette」は私の大好きな曲になりました。

引用したモティーフはどれもシンプルなもので、1つ目は「ド・レ・ミ・ファ」と上行する音階のモティーフ、2つ目は「ソ・ファ・ミ・レ」と下行する音階のモティーフ、そして3つ目は「ソ・ソ・ソ・ド」と同音反復と5度の下行跳躍からなる、曲中で「Violette」と歌われるモティーフです。どれもシンプルでありふれたものですが、花の美しさをよく湛えています。それらを組み合わせ、また様々なハーモニーで変奏させることは、とても喜びの大きい作業でした。

「最も美しいメロディーはスケール(音階)である」と言ったのは、誰だったでしょうか。高名な作曲家であったか、著名な評論家であったか、はっきり記憶になく、もしかしたら誰もそのようなことは言っておらず、私がただ勝手に言葉を繋ぎ合わせて、あたかもそのような箴言が存在するかのように思い込んでいるだけかもしれません。もちろん「美しい」といった曖昧で多義的な言葉を不用意に用いることの危険性は承知しているつもりですが、「美しい」と表現せずにはいられない何かがあることもまた真理であると思えます。
最後に、このような素晴らしい機会を与えて下さった大友直人先生に感謝を申し上げるとともに、この曲を私の妻に捧げます。

(文:萩森英明)

※この作品は2017年にMMCJの委嘱によって作曲され、世界初演されました。


■公演情報
オーケストラ・コンサート 〜3週間の思いを注ぎ込む、MMCJ 2019 集大成の音楽〜
・7/13(土)14:00開演
紀尾井ホール
・7/14(日)14:00開演
横浜みなとみらいホール・大ホール

萩森英明:Novelette for Violette On a Theme by Scarlatti(2017)
ハイドン:交響曲第44番 ホ短調「悲しみ」Hob.I:44
シェーンベルク:室内交響曲第1番 ホ長調 Op.9
シベリウス :交響曲第2番 ニ長調 Op.43

指揮:大友直人、マイケル・ギルバート
管弦楽:MMCJ 2019 オーケストラ

>各公演詳細はこちら

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